自宅安静の一番安静度が高いところです。これ以上の場合は管理入院になります。
基本的には、食事とシャワー浴、トイレ以外は横になっていなくてはなりません。
とはいえ、ぼんやりと天井を眺めて過ごすのは退屈ですし、人によっては悪いほうへと考えて色々と不安になる場合もありますね。
寝たきりと言われても、寝たきりと言われたからこそ、腰を据えて出来ることもあります。
赤ちゃんが生まれたら、これほどのんびりと寝て過ごすことはできません。
せっかくの機会なので、前向きに捉えて寝たきりの生活をできるだけ快適に過ごせるように工夫してみましょう。

(出来ること)

【テレビを見る・DVD鑑賞】
取りためた録画や、長い長いアメリカドラマなどをじっくり観るのもオススメです。
この場合の注意点ですが、ずっと同じ姿勢になることなく、時々姿勢を変えたり、休憩時間を設けるようにしましょう。

【読書】
寝ながらなので、本を支える手が疲れるかもしれませんが、これも可能です。
ずっと読みたかった本を読むなら今がチャンスです。

【パソコン】
薄型ノートパソコンや、スマホなどを操作するのは寝たままでも可能。ノートPCの場合はずっと片手で支えるのは疲れるので、斜め横置きにして、後ろに支えを作るなどの工夫をしましょう。
この時、ノートPCのファンの部分を塞がないように注意してください。故障の原因になります。
目が疲れると体も疲れます。長時間の操作は避け、休憩時間を取りながらにしましょう。

【血栓予防体操】
これは『出来ること』というよりは『した方がいいこと』になります。ずっと寝ていると血栓が出来やすくそれが別の場所で悪影響を及ぼす可能性があります。
定期的に足首を回したり、足の指をグーパーと開いたり、加圧靴下を利用するなど、血栓を予防する工夫をしましょう。

【お腹の赤ちゃんに耳を傾けて】
忙しくしていると、なかなかお腹の赤ちゃんのことを意識しないで過ごすこともあるかと思います。
この機会にじっくり赤ちゃんに意識を傾けてみては?
胎動は10回に達するのにどれくらい時間がかかりますか?どの辺りによく胎動を感じますか?決まった時間はありますか?
赤ちゃんが動くのは何分間隔?
周期によってはダブル聴診器で赤ちゃんの心音を聞くこともできます。
たくさん赤ちゃんからのメッセージを受け止めて、ママからも赤ちゃんにメッセージを送りましょう。話しかけたり、歌を歌ったり。
きっと赤ちゃんは幸せな気持ちでそれを受け止めてくれていると思います。

(出来ないこと)

【体を動かすことのほとんど】
寝返りなどの制限はないと思いますが、体を起こして長時間過ごしたり、歩いたりなどはオススメできません。ここで無理をすると母体にも赤ちゃんにも悪影響を及ぼしかねないからです。

【過剰な腹圧】
寝てばかりいると、運動不足から便秘に陥りやすいですね。
とはいえ過剰に腹圧をかけるのはおすすめできません。時に子宮頚管の短縮を招くことも。食事内容の工夫の他、主治医より便秘薬の処方をしてもらうことをオススメします。

【夫婦生活】
刺激になります。安静が解けるまでお休みしましょう。

安静生活のほとんど場合は、より赤ちゃんを母体の中で過ごさせるために必要なことです。
母体に勝る保育器はありません。
一日でも一時間でも長く赤ちゃんをお腹の中に留めておくために頑張りましょう。
以下は一般的に言われている各時期における目標になる時期です。
ご自身の週数と比較して、目標設定をしてみましょう。




22週・・・救命可能な時期
(22週未満は救命不可、早産でなく流産となる)ですが、まだ救命率は低く、障害を残す可能性が高い時期です。

24週・・・救命率が50%になります。ですが、まだ多くの場合、障害を残す可能性があります。

28週・・・インタクトサバイバル(障害無き生存)
早産と戦っているプレママさんにとって、最短で一番大きな目標です。
救命率は飛躍的にアップします。障害を残す可能性もぐっと下がります。

32週・・・肺の成熟が始まります。この時期の誕生では医療介入は多く、人工呼吸器が必要となる場合がほとんどですが、1~2ヶ月程度で退院できる場合が多いです。

34週・・・肺が成熟し、自発呼吸が出来る場合が多いです。34週を境に医療介入はぐっと少なくなります。

36週・・・この時期に生まれた場合は早産に違いないですが、満期産の場合と大差はありません。口から哺乳ができる事が多いです。

37週・・・おめでとうございます!ここから早産ではなく正期産になります。早産による黄疸の可能性も減り、通常の新生児として誕生します。

最終目標は37週以降ですが、いきなり37週に目標設定せずに、少しずつ目標を変えていきましょう。
一日一日、赤ちゃんはママのお腹の中で成長しています。ママも頑張りましょう。

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