スポンサードリンク

妊娠期間は全部で280日あります。
週数でいうと40週、月数でいうと10ヶ月。
長いですね。 これだけ長い時間があるため、大なり小なり気になるトラブルは、多くのプレママさんに起こります。そんなトラブルの中でも多くの妊婦さんが経験し、疑問に感じやすいものをピックアップしました。
どんなトラブルであってもまずは、掛かりつけの病院に電話をし、指示をもらうことが第一に行う事であるのには変わりません。 ここで書かれていることは、その後自宅で出来る対処法が中心です。

おりものが多くて破水と勘違いした、出血したと思ったら赤い糸くずだった、お腹が張ると思ったら便秘だった…。
このような出来事はちゃんと受診し、結果が出たから笑い話にもできるのです。この逆だったら―?
おりものが多いだけと思っていたら、赤い糸くずだと思っていたら、便秘だと思っていたら―。このような勘違いは怖いことです。一歩間違えば、赤ちゃんの命に関わるのです。 赤ちゃんの命を守れるのは現時点であなただけです。 そのことを忘れずに、一日一日を大切に過ごしていきましょう。

お腹が張っていると言われたら

お腹が張るってよく聞くけれど、一体どういう状態なのでしょう。 まずはお腹の張りのメカニズムについて説明します・・・続きを読む


子宮は筋肉でできた臓器です。
筋肉には、自分自身の意志で動かせるものとそうでないものがあります。心臓もほとんど筋肉で出来た臓器ですが、私達はその動きを意志の力ではコントロールできません。これを不随意筋と呼びます。
子宮も心臓と同じ不随意筋なのです。 子宮は通常、妊娠前であっても弛緩と収縮を繰り返しています。 ですが、妊娠前の子宮は鶏の卵と同じくらいの大きさであり、その動きを自覚するのは難しいです。
妊娠により子宮が大きくなることでその動きを感じることが出来るようになります。 お腹の張りの自覚は妊娠20週ごろからと言いますが、それ以前にもお腹の張りを感じるプレママさんはたくさんいます。

妊娠初期には子宮が大きくなる刺激で子宮収縮が誘発されることがあります。この場合、張りというよりは生理痛のような鈍痛、違和感といった症状を自覚される方が多いです。 妊娠中期(16週~)に入ってからも、同じ理由で子宮収縮は起こります。ですが感じ方は妊娠初期と比較すると、随分と変わってきます。実際に手を当ててみると下腹部にぽっこりと子宮を感じることもあるでしょう。この時期に手で触れて子宮の丸みがわかるというのはお腹が張っている証拠です。 カチカチであればあるほど子宮収縮が強いということになります。
このような場合は決して無理はせず、最低でも30分は横になって張りの変化をみます。30分経ってもお腹の張りが取れない、一旦治まっても周期的に訪れる、出血、茶色やピンク色のオリモノが伴う場合には、切迫流・早産の可能性があります。速やかに掛かりつけの病院に連絡しましょう。


妊娠後期に入ると、よりお腹の張りは感じやすくなります。
この頃になると赤ちゃんの成長スピードは著しく1週間で200g以上増えることもあります。 これに伴い、妊娠後期にはお腹もラストスパート!とばかりに大きくなっていきます。 この変化により、お腹はますます張りやすくなります。
一説には分娩に向けて子宮が予行練習を始めるためだとも言われます。 いずれにしても、妊娠中期同様に、休んでも治まらなかったり、強い、または増強する腹痛や出血が伴う場合、周期的に張りが来る場合などには切迫早産の可能性がありますので、掛かりつけの病院に連絡を入れましょう。
このお腹の張り、出産が近づくと『前駆陣痛』というものに名前を変えます。比較的強い張りが不規則に続く、痛みを伴うなど通常のお腹の張りとは変わってきます。前駆陣痛が、すぐに規則的な本陣痛に結びつくとは限りません。ですが前駆陣痛から1週間以内に出産に至るパターンが多いようです。



お腹が張った時の対処法

一番先に行う事は冒頭に書いたように、30分ほど経過を見た後、その状況を掛かりつけの病院に連絡し、指示をもらうことです・・・続きを読む


診察により、感染や胎盤等子宮内の異常がない事が確認された上で、お腹の張りに対してのセルフケアは以下のようなものがあります。

【横になって深呼吸】
お腹が張った時に一番に取るべき対応がこれです。横向きでも仰向けでも、自分が一番楽だと思う姿勢で深呼吸を数回行いましょう。
この時、お腹に触れたり、さすったりしない事。ついやってしまいがちですが、子宮はこのような外部からの刺激でも張る事があります。張りが来たら触れない事が原則です。

【衣服を緩める】
きつい衣服を身に着けている場合、その刺激で張ることも。まずは最低限下腹部の部分の衣類や下着を緩めるか、可能であれば外してしまいましょう。

【保温する】
冷え(特に下半身の冷え)は、張りを引き起こしやすいです。応急処置としては、腰にホッカイロを張る、下半身を電気毛布でくるむなど。横になったままで行える保温方法を試します。張りが少し落ち着いたら足湯を行うと効果的です。

以上が応急措置としての方法です。そして以下は日頃から注意してほしい項目になります。

【疲労は避ける】
妊娠中はただでさえ疲れやすいもの。お仕事をされていると、疲れたからといって休むわけにもいきません。ですのでお腹の張りがある場合、早めの段階で主治医に相談し、いつでも休職できるように環境を整えておく必要があります。
また普段からも、何かをしたら一休みする習慣を身につけるようにしましょう。

【ストレスを避ける】
ストレスが溜まることでも、お腹は張りやすくなります。自分に適したストレス発散方法を探したり、なるべくならばストレスを避けるような生活を心がけましょう。

【便秘を治す】
便秘になると、その刺激でお腹が張りやすくなります。食物繊維の多いもの、発酵食品、オリーブオイルなどを食生活に取り入れ、便秘改善に努めましょう。主治医の許可があれば、積極的に体を動かすことも便秘予防の一つです。食事や運動で改善がなければ、主治医に相談し便秘薬を処方してもらいましょう。

おりものに異常を感じたら

妊娠中は免疫力が弱くなりやすいというのは、ご存知の方も多いと思います・・・続きを読む


免疫力が弱まることで、膣内環境のバランスも崩れやすく、膣炎を起こしやすい状態でもあります。
膣炎を放置すると、その炎症が上部へと広がり、切迫流・早産を招く恐れもあります。
おりものが、いつもと違うな、かゆみやその他何か気になることがあれば、放置せずに、掛かりつけの医師に相談をしましょう。


気になるおりものの症状

どんな状態であれ、いつもと違うようであれば、医師に相談しチェックしてもらうのが一番です。
ここではどのようなおりものが異常なのか、よくある状態をピックアップしました。

【カンジダ膣炎】
妊娠中によくなりやすい膣炎の一つです。

《原因》真菌というカビの一種によるもの。

《症状》白っぽいカッテージチーズのようなおりものになるのが特徴。膣に強い痒みを伴うことが多く、外陰部が腫れる事もあります。

《予防》疲れやストレスをためない、陰部を清潔に保つ。

《治療》抗真菌薬の膣錠を使用する。

【クラミジア感染症】
妊娠前の感染の場合、不妊症の原因になることも。

《原因》クラミジア・トラコマティスという病原菌によるもの。セックスで感染します。

《症状》多くの場合、無症状であることが多く、進行してからおりものが多い、臭いが強いなどの症状がみられることがあります。他には排尿時痛、下腹部痛がみられることもあります。

《予防》コンドームの着用。

《治療》抗生物質を服用します。パートナーも感染していないかを確認し、感染が認められた場合、一緒に治療をします。

【トリコモナス膣炎】
妊娠中に感染すると、早期破水や流・早産の原因になるだけでなく、胎児への感染リスクもあります。

《原因》トリコモナス原虫の寄生によるもの。セックスで感染します。

《症状》細かい泡状のおりもので、強い黄色や黄緑色のおりものになることが多い。時に血液が混じることもあります。また性交時や排尿時に不快感があったり、下腹部痛が出現することもあります。

《予防》コンドームの着用。

《治療》抗トリコモナス薬の腟錠や経口薬を使用。パートナーの感染も確認された場合、一緒に治療します。

【淋病】
妊娠中の感染は、流・早産の原因になります。

《原因》淋菌という細菌によって感染します。

《症状》おりものの量が増えたり、臭いの強い膿のようなおりものが出たりします。他には排尿痛が出現する場合もありますが、無症状の事もあります。

《予防》コンドームの着用。

《治療》抗生物質を服用します。パートナーも感染していないかを確認し、感染が認められた場合、一緒に治療をします。

【B郡溶連菌感染症(GBS)】
出産時に陽性である場合、抗体を持たない母親の場合、赤ちゃんへの感染リスクが高い。感染した場合、新生児GBS感染症を引き起こし、肺炎や敗血症、髄膜炎などの重篤な疾患を引き起こす可能性があります。

《原因》常在菌であるB群溶血性連鎖球菌が腟内で多量に増えるため。膣内環境を守るラクトバチルス菌の減少など、バランスが崩れた時に増えやすいです。

《症状》無症状であることが多い。おりものの量が増えることも。

《予防》疲れや睡眠不足など、抵抗力が低下する時に発症しやすい。十分な休息を取るようにしましょう。

《治療》妊娠後期の検査で陽性が出た場合には、抗生剤の服用や、陣痛開始から抗生剤の点滴投与をはじめます。

【細菌性膣炎】
膣内環境のバランスを維持しているラクトバチルス菌の減少によって起こりやすくなります。

《原因》大腸菌、その他の常在菌が膣内で増殖した状態。

《症状》無症状のことが多い。おりものの量が増えたり、いつもより色味が強くなることも。

《予防》疲れや睡眠不足など、抵抗力が低下する時に発症しやすい。十分な休息を取るようにしましょう。

《治療》抗生剤の膣錠を使用することが多い。

>>>イメージ写真付で分かりやすく!「おりものを知ろう」

陰部の清潔の保ち方

妊娠中に限らず、陰部を清潔に保つということは重要です・・・続きを読む


しかし、最近では過剰に陰部を洗ってしまうことで、膣内環境のバランスが崩れ、細菌感染をしやすい状態を招いているのではないかという指摘もあります。妊娠をきっかけに、陰部を正しく清潔に保てるようにしましょう。

【ビデは不要】
妊娠中、清潔に気を配るあまり、トイレの度にビデを使用されるという方もいます。ですがこれはあまり推奨できません。膣内を水で洗い流すという行為で、膣内環境のバランスが崩れ、細菌性膣炎などを逆に引き起こしやすくなる可能性があるからです。

そもそもビデというのは、スイスやフランスで、まだ十分に水道が設備できていなかった時代に、せめて陰部だけでも清潔にしよう、ということで誕生したものです。日本でビデが流行ったのは、元々キレイ好きの日本人には、魅力的に見えたのかもしれません。あっという間にホテルから一般のお家にまで普及しました。とはいえ毎日入浴できる環境にある日本人にとって、ビデは必要ではありません。より水圧の強いものも出回っていますが、膣内環境を守るということにおいては、逆効果だと言わざるおえません。



【石けんも不要】
丁寧に泡立てた石けんで優しく丁寧に洗っています―。陰部の洗い方をたずねた時、このように答える方は多いと思います。ですが、これもやや過剰。確かに陰部はアポクリン腺という臭いのある汗を出す汗腺が多く、気になる方もいらっしゃるかもしれません。
また皮膚どうしが接触している場所であり、ムレなども気になるという方は多いでしょう。
とはいえ、膣内はとても敏感な場所であり、経皮吸収も活発な場所。石けんの刺激によりかぶれを引き起こしたり、膣内のバランスを崩す可能性も否定できません。
どうしても、臭いが気になるという方は、低刺激の石けんか、デリケートゾーン専用の石けんを使い、膣内に入り込まないように注意して使いましょう。

【推奨される洗浄方法】
38~40℃程度の熱すぎないお湯で洗い流します。皮膚どうしが重なり合っているところはさっと前から後ろへ指で洗います。
シャワーで洗い流す場合も、決して下から膣方向にかけないようにし、上から下へ流すようにしましょう。
これで十分です。

>>>低刺激・デリケートゾーン専用せっけんおすすめ一覧<<<

出血が起きてしまったら

妊娠中に出血があると、きっと不安でたまらないでしょう
ですが実は妊娠中は、非妊娠時と比較して出血が起こりやすい時期と言っても過言ではありません。
ただし、どこからの出血なのかによってその深刻度は様々。
出血を確認したら、時間、性状、量、出血以外の気になる症状はないかなどをきちんと掛かりつけの病院に連絡しましょう。


妊娠初期の出血

妊娠初期の出血は比較的よくあります・・・続きを読む


この頃の出血では流産をすぐに想像する方も多いですが、それだけではありません。

【着床時出血】
受精卵が子宮内膜に根っこのような血管を広げていく際に見られます。排卵から7~10日後にみられることが多く、
出血量は付着程度から、生理の終わりがけくらいです。まれに、出血の量が多い方がおり、「ちょっと早めに生理がきたかな?」と勘違いされる方もいらっしゃいます。
色はピンク~茶色のおりものや、薄い出血という感じが多いようです。
生理的な出血であり、異常ではありません。
着床時出血は全ての方にあるわけではありません。

【絨毛性出血】
妊娠初期の出血の原因として最も多いもの。
胎盤を作る際に、子宮内膜には細かな絨毯の毛のような血管が伸びていきます。この時に子宮内膜から出血することがあり、多くは排出される前に吸収されますが、量が多い場合には吸収しきれずに体外に出てきます。
色は生理のような暗赤色~茶色で、量も個人差があります。あまりに出血量が多い時には、入院にて経過を見ることがあります。基本的には出血が治まるまで安静になります。

【膣炎・びらん】
妊娠中は膣内が充血します。なのでちょっとした刺激で出血することも。また免疫力も低下するため、膣炎や、びらんなどの炎症も起こしやすいです。状況によって、膣内洗浄や、膣剤、安静、休息等で経過をみます。

【切迫流産】
妊娠初期の切迫流産の場合、正常な組織形成がされないことにより、出血しやすくなることがあります。
基本的には安静です。
服薬による治療をすることも多いです。

*ダクチル・・・妊娠初期より内服可能
*ズファジラン・・・12週より内服可能
*ウテメリン・・・16週より内服可能

内服でコントロールできない場合には入院し、点滴により管理することもあります。

【子宮外妊娠】
妊娠5~7週を過ぎても子宮内に胎のうが確認されないまま、妊娠反応(HCG)が高い状態、また不正出血や下腹部痛が続いている場合に疑われます。
子宮外妊娠であっても、100%出血するとはかぎりません。相当な痛みを伴う場合もあれば、軽度の鈍い痛みという方も。胎のうが確認される時期になっても、なかなか確認できないという場合には痛みや出血に十分に注意しましょう。
といっても、子宮外妊娠を起こす確立は約1%程度。過剰に心配せずにおおらかな気持ちで次の受診日を待ちましょう。

【胞状奇胎】
受精卵から胎盤の元になる組織が正常に形成されず、子宮内はブドウの房のように嚢胞化した絨毛組織と出血で充満されていく疾患です。残念ながら妊娠の継続は出来ません。エコーで確認され次第、除去手術となります。
着床後まもなくから、少量の出血が続くことが多いです。

【子宮頚管ポリープ】
妊娠中にホルモンの影響でできやすくなると言われています。
ポリープは粘膜から飛び出したキノコのような形をしており、組織がもろいため出血しやすいのが特徴です。
妊娠に悪影響を及ぼす可能性も否定できないので、状態によっては妊娠中であっても切除をすることがあります。感染などのリスクもあるため、どのように対処すべきかを医師とよく相談しましょう。

妊娠中期の出血

妊娠中期は初期と比較し、出血は少なくなる時期です。とはいえ油断は大敵・・・続きを読む


妊娠中期は一般的に「安定期」と呼ばれたりもしますが、本当の意味で妊娠中に安定期はありません。無理をすれば体にはね返ってきます。
出血があったら、すぐに掛かりつけの病院に連絡し、受診するようにしましょう。

【後期流産】
妊娠12~22週までの間の流産を指します。原因は様々ですが、感染によるものが多いです。
受診し、感染症の検査をお願いしましょう。

【子宮頚管無力症】
大きくなる赤ちゃんとその付属物を子宮頚管が支えきれず、開いてしまうことです。通常はお腹の張りに伴って短くなる子宮頚管ですが、無力症の場合は、張りがなくても開いてしまう恐れがあります。
16~24週の間に起こる事が多く、この時期は経腹エコーのみの場合があるため、診断が遅れることも。
出血があれば、必ず経膣エコーの実施をお願いしましょう。

【内診・性行為による出血】
膣粘膜は充血しており、ちょっとした刺激でも出血しやすい状態です。
特に性行為では感染リスクも高まります。さらに精液には子宮収縮を促す成分が含まれているため、コンドームの着用は必須。
お腹が張る時、出血がみられた時はすぐに中止しましょう。

【膣炎・絨毛膜羊膜炎】
免疫力が低下する妊娠中は感染症に気をつけなければなりません。膣の感染がさらに上の方へと進行した場合などに赤ちゃんを包む膜にまで感染が広がると、流・早産を招く恐れがあります。
安静にしても治まらないお腹の張りや、周期的に起こるお腹の張り、出血がある場合には感染症の可能性も検討してもらう必要があります。感染症の場合でも必ずしも出血があるとは限りません。

妊娠後期の出血

いよいよ出産まであとわずか。妊娠後期になると『いつ生まれても命だけは助けられるかも』という心の緩みが出てくることも・・・続きを読む


でも本当に赤ちゃんにとってベストな状態は37週を過ぎてから。それまではやはり無理のない生活を心がける必要があります。

【前置胎盤】
通常、子宮の上の方(おへそ方向)に作られる胎盤がなんらかの原因で下の方にできてしまう状態を前置胎盤といいます。
完全に子宮口を塞いでしまう全前置胎盤は多くなく、子宮が大きくなるにつれて胎盤も引っ張られて子宮口から離れていく事が多いです。とはいえ、この子宮が大きくなるにつれて引っ張られた胎盤から出血する事があります。
胎盤がある場所にもよりますが、ハイリスク妊娠となるため、出血があると入院管理にて経過を見ることが多いです。



【胎盤早期剥離】
通常、胎盤は赤ちゃんが娩出された後で出てきます。ですがなんらかの原因によって赤ちゃんが子宮の中にいる間に胎盤が剥がれてくることがあります。これが胎盤早期剥離です。
原因は分かっていません。
症状としては強い腹痛、お腹の張り、大量出血などがありますが、これも一概には言い切れないほど個人差があります。
この病気は胎児に命の危険があるばかりでなく、母体も同時に危険な状態になります。
異常なお腹の張りなど、何か気になる症状がありましたら、躊躇せずすぐに受診することが重要です。

【おしるし】
いよいよ分娩間近となると、おりものに血が混じる事があります。これがおしるしです。とはいえ全ての妊婦さんに見られるわけではありません。このおしるしは分娩が近づくと、お腹が張ったり、子宮口が開いたりする刺激で卵膜がはがれ、そこれが子宮頚管粘液と混じってでてきたもの。
おしるしからどれくらいで陣痛がくるかというと、これも個人差が大きいです。
すぐに来る人もいれば1週間経っても来ない場合もあります。怖いのはおしるしだと思って様子をみていた出血が別の原因であった場合。なので、おしるしと思われる出血であっても、念のため掛かりつけの病院に連絡を入れるようにしましょう。

管理人ぷらっさから伝えたい、とても大切なこと

妊娠するというのは、とても尊いことです・・・続きを読む


卵子も精子も長い時間をかけて勝ち抜いた優秀なものだけが命のリレーのたすきを繋ぐ事が許されます。そんな優秀な彼らでも、受精できなかったり、受精してもうまく着床できなかったり、分裂が途中で止まってしまうなどトラブルは多く、多くの場合は、妊娠に結びつきません。
こうした数え切れないほどダメになってしまう理由を奇跡的に回避し、着々と育ってくれた命があなたの中にある命です。
とても強い運とエネルギーを持っていたからこそ、こうして成長できているのだと思います。

一般的に妊娠したら産まれるものが普通だと思われていると思います。
ですが、どうでしょう。いくら過酷なサバイバルを勝ち抜いてきた命とはいえ、人間としてはまだまだ弱い存在、それがお腹の赤ちゃんです。約10ヶ月の間に急激な成長をしますが、その間にもまた試練が待ち構えていることもあるでしょう。
これを保護し守っているのが母体です。
体は赤ちゃんを守るために必死です。胎盤を作り、血液量を増やし、赤ちゃんへどんどん栄養を送ります。
赤ちゃんを間違って排除してしまわないように、免疫力を弱めたりもします。
こうして、母体は一生懸命赤ちゃんの成長をサポートしているのです。

だけど、それでも問題が起きた時、母体だけの力ではどうにもならない時、あなたの意思がとても重要になってきます。
私は妊娠5ヶ月の時、絨毛膜羊膜炎(疑)で、大切な赤ちゃんを失いました。
失うまでの約1週間、体は色んな変化を起こして私にトラブルが起きていることを伝えようとしていました。
周期的に起こる子宮収縮、悪化する腹痛、茶色いおりものや出血。ついには微熱までもが起こり始めたのです。
もちろん、この異変に気がつかない訳がありません。
当時、診てもらっていた産科クリニックに何度も行きました。
一晩中お腹が張って、安静にしても治まらない、と伝えた時、医師は
『便秘じゃない?』と一言。経膣エコーもせずに便秘薬だけを持たされて帰りました。
確かにお通じが出にくいことがあったので、便秘薬を飲み様子をみましたが、治まる事はなく悪化する一方でした。

次の日も、受診し、よくならないと伝えました。
それでも、私の話をまともに受け止めず『この時期はあんまりお腹は張らないんだよねー。だから違うんじゃないかなー』と私の訴えまで否定される始末。
出血についても、『ちょろちょろっと出るのは妊婦さんにはよくあること。もっと真っ赤な血がドバっと出たら心配だけど』という感じで、何もせずに帰らされました。
おかしい、と思っても、先生は異常なしと言い続け、それでも繰り返し病院に行く私はクレーマーのような扱いになってきました。
この時、他に病院を変えようと思い、別の産院に連絡をしましたが拒否。
『18週まで診ていただいているのでしたら、そちらの病院の方が経過をわかっていらっしゃると思うので、もう一度そちらの病院に相談してみてください。』と。
再び、連絡するも安静以外に手段はないとしか言われませんでした。
今なら他にできる事があるとわかります。18週だったのでウテメリンなどの子宮収縮抑制剤も使えただろうし、エラスターゼ検査、膣分泌物の培養検査、血液検査等で感染症がないか調べる事も、抗生剤を使用することもできたはずだとわかります。

だけど、あの時の私は無知で、先生のいうとおり安静にしてお腹の張りを我慢するしかありませんでした。
そんな状態であっても、心のどこかで『きっと大丈夫』という思いもあったのです。
だから突然の破水があった時も、覚悟など何もなく狼狽しました。
そうしている間に、赤ちゃんの命は失われてしまったのです。

あの日から1年。私に言えることは赤ちゃんを守るためには、必死でなくてはいけないということです。
病院に迷惑がかかる、クレーマー扱いされるかも、先生に嫌がられるかもなどという思いは全部捨てて、何かあったら受診をしてほしいのです。
そして、そこで解決しなければ悩むことなく、すぐに他の病院を受診してください。
できれば大学病院など、個人病院でない方がより詳しく検査をしてくれると思います。
電話であらかじめ連絡をしてしまうと、私のように断られる可能性もあるので、直接受診した方がいいのかもしれません。
こうでもしなければ、守れる命を失ってしまう可能性があるという危機感は心のどこかに置いておいて欲しいのです。

私は今再び新しい命を宿すことができました。
今回は何かちょっとでも気になる事があればすぐに受診をし、大丈夫かどうかをきちんと説明してもらっています。
詳しい検査もきちんと行ってくれるところを選びました。
他人にどう思われようと、お腹の中にある命を守れるのは、お母さんだけです。
仕事を休めない、昨日病院に行ったばっかりだから、上の子がいるから、など妊娠中でも多忙なお母さんは多いと思います。
でも、失ってからでは何も出来ません。できる事があるうちに、一生懸命その命と向き合い、守ってください。
これが、私からのお願いです。




全てのプレママさんが、笑顔で赤ちゃんとご対面できる日がきますように!

 

HOMEに戻る