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妊娠―。
一言で言ってもその時期によって状況は大きく変化します。
また個人差が大きい妊娠の経過。つわりがある人もいればない人も。
その期間も様々です。
そんな経過別に体の変化や気になる出来事をまとめました。

ぜひご自身の状態と照らし合わせてみてくださいね。

妊娠初期

受精が行われ、子宮内に着床し新たな命が始まったばかりの大切な時間。
心拍確認までに、全体の15%程度は、流産に至ると言われているとてもデリケートな時期。
妊娠検査薬で陽性反応が出たとしても、先生からまだ『おめでとう』をもらえない方も多いのではないでしょうか。
この間の流産は、赤ちゃん側の問題がほとんどとはいえ、後悔しないためにも無理な行動は避け、ゆったりとした気持ちで過ごしましょう。

妊娠1ヶ月(0~3週目)

妊娠発覚前の最後の生理の初日を『0週1日』とカウントします。
なので、最初の約2週間(排卵まで)は、母体の中にはまだ受精卵も出来ていません。
28日周期の方であれば、約14日目の排卵された卵子が、卵管内で無事に精子と出会い、受精が行われます。そしてその受精卵は約7日間かけて、卵管から子宮へと移動してきます。
この時の受精卵の移動を『生命のダンス』呼びます。なぜこのような移動が起こるかは現時点ではまだわかっていません。

子宮内に降りてきた受精卵は子宮内膜にゆっくりと潜り込み、根っこを生やします。これが『着床』です。
妊娠1ヶ月目では、この着床がようやく出来たところまでとなります。
母体にはまだなんの変化も現れません。

妊娠2ヶ月(4~7週目)

妊娠4週目。ここで次の生理が来ない事で、妊娠に気がつく方が多いのではないでしょうか。
妊娠を心待ちにしていた方であれば、早期妊娠検査薬により着床後3日程度(生理開始から約24日後)からうっすらと反応を示す可能性もあります。
無事に着床に至ると、女性の体内にはhCG(絨毛性ヒトゴナドトロピン)というホルモンの分泌が開始されます。
通常、着床3日目で25IU/L、着床5日目で50IU/Lに達します。
妊娠検査薬はこのhCGの分泌により、陽性反応を示します。通常の妊娠検査薬では50IU/L以上から反応を示すものが多く、推奨される時期としては、生理予定日の1週間後とされています。

母体の変化は?

妊婦の約50%以上の方がこの時期から、朝のムカツキや、食後の気分不快などのいわゆる『つわり』を経験します。
ほとんどの場合が妊娠中期(16週~)に入る頃には落ち着くと言われますが、中には出産までずっとつわりに悩まされる方も。
反対にほとんどつわりがなかったという妊婦さんもいます。
つわりの辛さを励ます昔からの言葉として『つわりが重いのは赤ちゃんが元気な証拠』と言ったりしますが、これに科学的根拠はありません。
つわりはあってもなくても、赤ちゃんの元気度を現すものではなく、生理的な反応と捉えましょう。
つわりが重い・軽いで一喜一憂することなく、お腹の赤ちゃんの生命力を信じて毎日をゆったりと過ごす事が大切です。

つわりには種類があります。
吐きつわり・・・典型的なつわりで、食事を食べると吐く、もしくは気分が悪くなるといった状況を繰り返します。

食べつわり・・・空腹になると気持ちが悪くなり、いつも何かを口にしていないと辛いというのがこの食べつわりです。
とはいっても、食べすぎでも気分が悪くなることがあるので注意。
個人差はありますが、炭酸水や、クラッカーなどでコントロールすると比較的良いようです。

においつわり・・・匂いに過敏になります。今まで気にしていなかった匂いが急に気になるように。その刺激で吐いてしまうことも。
なるべく強い香りは避け、リラックスできるお気に入りの香りをいつも持ち歩くようにしましょう。

眠りつわり・・・とにかく常に眠いというのが特徴。この時期、眠りつわりのある方は車の運転を避けるべきでしょう。
体がゆっくりと休みたいという信号を出していると認識し、できるだけ体を休めるようにしましょう。

唾液つわり・・・唾液が大量に出てきます。気持ちの悪さと一緒になることもありますが、そうでなく唾液だけが多く出てくることもあります。
飲み込めない時に吐き出せるように、小さな容器を側に置いたり、タオルやハンカチを常に携帯しましょう。



他には胸の張りを自覚される方も多いようです。
すでにあなたのおっぱいは、生まれてくる赤ちゃんに母乳を出すために、乳腺を発達させ始めています。早い方ですと、初期の内から乳輪や乳首が大きく、また黒ずみ始めるでしょう。
これは産まれたての赤ちゃんにおっぱいはここだよ!と分かりやすくしているためだという説がありますが、詳しいことは分かっていません。

腰痛が起きる方もいます。
通常、お腹が大きくなることで腰痛が起こるかと思いますが、実は妊娠すると卵巣や子宮、胎盤などから『リラキシン』というホルモンが分泌されます。これが骨盤内の結合部を緩める作用を持っています。
お腹が大きくなることに適応できるように、また出産に向けて骨盤内を少し緩く保つためのホルモンだと考えられています。
これにより、お腹が大きくなる初期の段階から、腰痛が起きることがあります。

他にもトイレが近くなる、便秘になる、喉が渇く、体が乾燥するなどのマイナートラブルがこの時期多いです。
ホルモンの急激な変化で、気分のアップダウンが激しくなることもあります。無理はせず、のんびりと過ごしましょう。

お腹の中の様子は?

子宮の大きさはレモン大くらい。非妊時とほとんど変わりはありません。
早ければ妊娠4週目で、『胎のう』と言われる赤ちゃんが入る袋がエコーで見られるかもしれません。
その後、5週前後で胎芽と呼ばれる赤ちゃんの姿が、5週後半~6週後半あたりで心拍確認が出来るでしょう。
とはいえ、心拍確認までの時間は個人差があります。
この日だと思っている排卵日がずれていたり、着床まで時間がかかっていたりすると、数日~1週間程度の遅れもあることでしょう。
流産の多い時期であるからこそ、エコーで心拍が確認できないと不安で仕方なくなることもあるかと思います。
遅い場合には10週にやっと心拍が確認できたという事もあります。
不安はつきませんが、赤ちゃんの生命力を信じて乗り越えましょう。


妊娠3ヶ月(8~11週目)

無事に心拍が確認された方は、産院より母子手帳をもらってくるように言われる頃だと思います。
母子手帳は各市町村の保険センターや市役所でもらうことができます。
いよいよ本格的なマタニティー生活の始まりです!

母体の変化は?

つわりがピークを迎えます。一般的に一番苦しいとされる時期は8週~10週前後。その後は軽減していくことが多いようです。
また引き続き、頻尿や、便秘、腰痛などが継続していることでしょう。
この頃からお腹に毛が生える―という方もいます。
おっぱいの中では乳腺が活発に発達しています。乳首が敏感になったり、時には痛みを感じることもあるかもしれません。
きつく締め付ける下着は避け、マタニティブラや、コットン素材の柔らかいものを使用しましょう。

>>>選ぶのならこんなマタニティブラをおすすめします

お腹の中の様子は?

赤ちゃんは3ヶ月には5~8cm程度にまで成長します。体重は20g程度。
この発育スピードは驚く速さで、3月頃が一番成長スピードが速いです。
2頭身だった体は3頭身までに成長するでしょう。
この頃からすでに赤ちゃんは動いています。とても小さいので、母体では何も感じないですが、超音波検査では動いているのが見られるかもしれません。
皮膚は半透明で、血管や作り始めの臓器が透けて見えます。
外陰部が発達し、男の子か女の子かわかるようになります。(超音波検査で確認できるのは20週近くなってから)
目や耳、鼻などの形成が進みます。
赤ちゃんは一日1mm程度のスピードで成長します。


《9週前後の赤ちゃん》

妊娠4ヶ月(12~15週目)

妊娠4ヶ月は妊娠初期最後の月です。
この頃になると、少し下腹部がふっくらとしてくるでしょう。
そして、受精からずっと作られていた胎盤もいよいよ完成です。
これまでは赤ちゃんは卵黄嚢という赤ちゃんが持つお弁当から栄養をもらっていましたが、(胎盤からも少しずつ栄養供給は開始)
胎盤が完成すると今度はママが食べたものが、赤ちゃんの栄養源となります。
つわりの時期は『食べたいものを食べて・・・』という生活でしたが、そろそろ赤ちゃんの栄養になるためのものをセレクトしていきたいですね。

母体の変化は?

つわりが治まったため、食欲が急激に増加し、驚くほど体重が増えてしまったという方も多いかもしれません。
妊娠中の体重管理は、胎児の将来的な健康のためにも、また妊娠後期に起こりやすい妊娠中毒症を起こさないためにもとても大切です。
妊娠後期には体重がどんどん増えてきます。初期のコントロールは重要です。

下腹部が少しずつ膨らみ始め、おっぱいも引き続き大きくなります。締め付けない下着で、乳腺の発達を邪魔しないようにしましょう。
この頃はまだお腹の張りの自覚は少ないと思いますが、下腹部の違和感、痛み、出血などがあれば安静にし、落ち着くのを待ってから掛かり付けの産院に連絡を入れましょう。
自己判断で決して無理をしないように気をつけてください。

お腹の中の様子は?

子宮の大きさが子供の頭くらいになります。
恥骨の上から12cmくらいの高さに子宮底がくるようになります。



赤ちゃんの身長は12~15cmになり、体重は90~150g程度。
敏感なお母さんだと15週くらいから胎動を感じるようになります。お腹は少しふっくらした感じに。
赤ちゃんの皮膚は少しずつ不透明になり始めますが、まだ血管が透けて見えます。
13週頃には内臓や手足の形はほぼ完成に近づきます。
腎臓は機能し始め、羊水を飲み込んで排尿したりするようになります。
ちなみに、妊娠4ヶ月時点の羊水の量は約80g。
これが33週頃には800gまで増えます。
赤ちゃんがおしっこをしても、羊水は3時間毎に濾過され、キレイな羊水に循環されます。
なので、赤ちゃんはいつもきれいな羊水の中にいることが出来るのです。


《12週頃の赤ちゃん》
15週頃で胎盤が完成したことにより、母体からの栄養をたくさんもらい、赤ちゃんはぐんぐん成長していきます。
食事のバランスに気をつけて。
カルシウムは積極的に摂取するようにしましょう。胎児に優先的に送られるので、母体の骨や歯がもろくなる恐れがあります。

妊娠中期へ続く

妊娠中期

妊娠中期は別名『安定期』とも呼ばれています。初期は流産のリスクが高かったですが、中期に入るとそのリスクはぐんと下がります。
とはいえ、妊娠全期を通して無理は禁物。
20週前後からお腹の張りを自覚される方もいらっしゃると思います。
また、張りとは分からないまでも、下腹部の違和感、固さなどを感じる方も。
そんな時は第一に安静と保温です。そして、水分補給。
体を横にして(左側臥位が張りにくいと言われますが個人差あり)休み、落ち着いてきたらホッカイロを腰に貼ったり、湯たんぽを抱っこしたりします。
(下腹部にホッカイロを貼るのは高温になりすぎ、胎児に影響する恐れがあるため、おすすめできません)
張らなくなったら、お茶などの温かい飲み物か、常温のお水などを飲みましょう。

お腹が大きくなってくることに伴うマイナートラブルが多い時期でもあります。
心配なことがあったらすぐにかかりつけの病院に連絡をしましょう。

妊娠5ヶ月(16~19週目)

妊娠5ヶ月では、安産のお参りに行く人が多いです。
安産祈願は戌の日と呼ばれる日にお参りに行き、安産祈願の腹帯などをいただいてきます。

母体の変化は?

引き続き、食欲が増加する時期です。体重コントロールに気をつけましょう。
お腹がふっくらして、妊婦体型になってきます。
また乳房も膨らみ、そろそろワンサイズアップする頃です。
乳腺はさらに発達するため、妊娠後期までにさらにワンサイズアップするでしょう。


お腹の中の様子は?

子宮の大きさが大人の頭くらいになります。
5ヶ月後半までには赤ちゃんの身長は25cmくらい、体重は250gまでに成長します。
赤ちゃんの体には産毛が生え、全身を胎脂と呼ばれるクリーム状の脂に覆われます。これにより、体温を一定に保つことができるのです。
さらに皮下脂肪も少しずつ増え始め、皮膚の透明感はなくなります。
頭部にはうっすらと髪の毛が生え始めます。そして、指先にまで爪先が伸びてきています。

この頃の赤ちゃんは脳の機能が活発となり、それにあわせて胎動も大きく、複雑になります。
おっぱいを吸う練習として、指しゃぶりを始めたりします。
ほかにも呼吸の練習として、しゃっくりをしたりします。

胎動の中で、規則的にぴくん、ぴくんとなるのは赤ちゃんのしゃっくりであることが多いです。


《19週頃の赤ちゃん》

妊娠6ヶ月(20~23週目)

妊娠6ヶ月。お腹もだいぶ目立つようになる頃だと思います。この頃になると、多くのママが胎動を自覚するようになります。
性別も判明する頃です。
少しずつ、ベビーグッズに目を向け始めるのにちょうどいい時期かもしれません。

母体の変化は?

お腹が大きくなることで、腰痛や背部痛が出現、または悪化することがあります。
妊娠初期より子宮が大きくなるため、また出産のために骨盤付近の靭帯を緩めるホルモン『リラキシン』分泌されるというのを妊娠初期のところでも書きましたが、加えて物理的な加重により、腰痛は悪化する恐れがあります。
妊婦帯やさらしなどで、お腹の重さをサポートしてあげると比較的楽になります。有名なところですと『トコちゃんベルト』というのが多くのプレママさんに人気です。
どんなものでもかまいません。お腹を締め付けすぎず、ソフトに下腹部や骨盤を支えてくれるものがよいと思います。

またこむら返りなど、足の攣りが起こりやすくなります。
どんどん大きくなるお腹。今まで妊娠線予防クリームを使っていなかったという方も、そろそろ使用することをオススメします。
特に、専用クリームにこだわる必要はないですが、多くのプレママさんに人気のものをいくつかご紹介します。
保湿が重要なので、お風呂上り5分以内に塗ること、保湿力の高いものをセレクトするようにしましょう。
アボガドオイルや、ホホバオイル、オリーブイルなどを塗るのにも効果が期待できます。とはいえ、一番の予防は『急激な体重増加を防ぐ』こと。これ以上の予防策はありません。

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お腹の中の様子は?

23週末頃になると、赤ちゃんの身長は約30cm、体重は600~700g前後になっています。
子宮底長は18~21cm、ちょうどおへその辺りにまで達します。
体重が増えるスピードも加速し、1ヶ月で約1.5倍の大きさにまで成長します。
この頃から羊水の量はピークに達し、たっぷりの羊水の中で赤ちゃんはくるくると動き回っています。
力強い胎動を感じられるでしょう。逆子であっても心配は要りません。赤ちゃんはまだまだ動き回ります。

体には皮下脂肪がついていきます。まだ表面にしわがありますが、それも少しずつふっくらとしていき、赤ちゃんらしい姿になっていきます。
エコー上ではそろそろ全身が入らなくなり、部分的な写真になってくると思います。


《22週頃の赤ちゃん》

妊娠7ヶ月(24~27週目)

妊娠中期、最後の月数となりました。お腹はどんどんと膨らんできました。
洋服を着ていても、妊婦さんだと分かるようになりましたね。
お腹の皮膚はピカピカと光っていませんか?かゆみはありませんか?これらは妊娠線が出来やすい皮膚の状態です。
体重管理に気をつけ、保湿を徹底しましょう。

母体の変化は?

大きくなった子宮に圧迫され多くの方が便秘に悩まされます。
体調に問題がなければなるべく歩くなどの適度な運動を、食事では繊維質の多いものをセレクトしたり、オリーブオイルを大さじ2杯/日摂取したり、発酵食品を積極的にとるようにしましょう。
それでも便秘が改善されなければ、先生に相談し、便秘薬を検討してもらってはいかがでしょうか。

また、26週頃には体が妊娠ホルモンの影響を受けやすい状態となり、血糖値が高くなる事があります。
おしっこの検査で尿中に糖が確認された場合、ブドウ糖負荷試験といった検査をする場合もあります。妊娠性糖尿病になると、胎児の巨大化や、呼吸障害を招く恐れがあります。
糖分の取りすぎには十分に注意しましょう。
また、体がむくみやすくなってきます。
血圧が高くなければ心配は要りませんが、あまりむくむようであれば主治医に相談をしましょう。

大きなお腹で体のバランスが取りにくく、転倒の危険性が高まります。
靴ひもを結ぶ時などは、座って安定した状態で行うようにしましょう。

お腹の中の様子は?

子宮底は22~26cm。おへそから指を横にした状態で2~3本分上のところまで高くなります。
赤ちゃんの大きさは32cm~38cm、体重は700~1200gと、そろそろ成長に個人差が出てきます。
この頃の赤ちゃんは脳が活発に成長します。自分で手を動かしたり、体全体の動きをコントロールできるようになってきます。
27週になると、口の中には味雷(みらい)と呼ばれる味を感じる器官が出来始めます。
体にはどんどん皮下脂肪がつき、頬がふっくらとしてきます。脂肪は体重の2~3%程度となっています。

27週にもなると、もちろんまだ早過ぎますが、万が一生まれたとしても、生存できる確率は高いです。


《27週頃の赤ちゃん模型》

妊娠後期に続く

妊娠後期

いよいよ妊娠期間も残り3ヶ月となりました。これから先は日に日にお腹が大きくなり、体重も増えます。
赤ちゃんもどんどん大きくなり、この3ヶ月で2kg近く増えます。
胎動も活発になり、痛いくらいです。子宮も胃を圧迫するほどに大きくなることから、マイナートラブルも増える時期。
もうすぐ会える赤ちゃんのためにも、リラックスして過ごせるように工夫しましょう。

妊娠8ヶ月(28~31週目)

この1ヶ月で赤ちゃんは1kg近く増えます。
ママの体重もどんどん増えてくる時期です。大きなお腹で動くのが億劫になり、運動不足に陥りやすい時期でもあります。
無理の無い程度に家事やお散歩などにでかけましょう。

母体の変化は?

子宮底はおへそから5~7cmほど上にまで大きくなります。
この頃は『妊娠高血圧症候群』が心配な時期になります。リスクファクターとしては太りすぎや、急激な体重増加。
この妊娠高血圧症候群の特徴的な症状は3つ。『高血圧』『むくみ』『尿蛋白』
特にその名の通り、高血圧が確認されると、可能性は高くなります。日頃から塩分を控えるような食事内容を意識しましょう。

血圧の上昇に伴い、頭痛を併発することもあります。
このような時にはけして無理はせずにゆっくりと薄暗い部屋で休むようにしましょう。

またこの頃になるとお腹の張りを1日に10回以下程度で感じることもあるでしょう。長く立っていたり、体が疲れたりしても張りが出ますが、出産に向けての生理的な張りもこの頃より出現してきます。
張りがある時は、これまでと同様に横になって休みましょう。
安静にしても治まらない、周期的に張りが訪れる、張りがどんどん強くなる、出血を伴う、痛みが伴う、または強くなるといった症状がありましたら、切迫早産の可能性があります。
遠慮せずに、速やかに主治医に電話をしましょう。

お腹の中の様子は?

赤ちゃんの身長は40cm前後、体重は1.5kg以上に増加します。
骨格はほぼ完成。筋肉も発達するので、胎動はどんどん力強くなってきます。
聴覚は完成しており、ママの声を聞き分けられるようになっているといいます。どんどん赤ちゃんに話しかけましょう。
外部からの音に反射的に反応するようになります。突然の大きな音にびっくりして胎動が激しくなったり、心拍数が上がったりします。

キックゲームが得意になる時期です。妊娠5ヶ月の時よりももっとキックが上手になっていると思います。うまくいかずに諦めていた方もぜひもう一度チャレンジしてみてください。
よいコミュニケーションが取れると思います。



《29週頃の赤ちゃんの模型》

妊娠9ヶ月(32~35週目)

全妊娠期の中で、妊娠9ヶ月である35週頃に子宮底がもっとも高くなります。
それから少しずつお産に向けて子宮は下へと下がっていきます。
赤ちゃんがお腹にいる時間もあと少し。たくさんお腹の中の赤ちゃんに話しかけて絆を強めましょう。

母体の変化は?

子宮の位置がみぞおちのすぐ下まで来ることで、胃が圧迫され、一度にたくさん食べることが出来なくなります。
小分けでお腹いっぱいにならない程度に摂取することをオススメします。

9ヶ月になると、体はお産の準備を始めます。子宮口が少しずつ柔らかくなり、オリモノが増えたりします。
外陰唇が腫れぼったく感じる事もあります。
不規則なお腹の張りは前駆陣痛と呼ばれ、出産に向けての予行練習がこまめに行われるようになります。
この前駆陣痛により破水し、そのまま陣痛→出産を迎えることも可能性としてあります。
そろそろ入院の用意を整えておきましょう。

9ヶ月にはそろそろ赤ちゃんを迎えるための準備も最終段階にしておきましょう。いざという時に慌てないですみます。

お腹の中の様子は?

9ヶ月になると赤ちゃんの身長は47cm程度、体重は2500g前後となります。
37週までは早産に変わりありませんが、34週を過ぎると赤ちゃんは正期産の子と同じように育つと言われています。

見た目もふっくらとして、新生児の姿そのものです。体中にあった胎毛も消えてなくなります。
内臓もほとんど出来上がっていますが、体温調節などまだ未熟な部分もあるので、37週までお腹にいてもらうのがベスト。
赤ちゃんは子宮の中でずいぶんと大きくなったため、手足を丸めて小さくなっています。ですが、これが窮屈なわけではなく、赤ちゃんにとっては落ち着いた姿勢です。
赤ちゃんの位置が定まってくることで、胎動が少なくなってくることもあります。とはいえ全くないのは異常の可能性がありますので、その場合には主治医に相談しましょう。
赤ちゃんはお腹の中で笑ったり怒ったりとその表情を様々に変えています。


妊娠10ヶ月(36~39週目)

子宮の高さは妊娠8ヶ月の時くらいまで下がってきます。
妊娠10ヶ月は、赤ちゃんがいつ生まれても大丈夫な時期。先生や助産師さんから積極的に体を動かすように言われる方も多いでしょう。
これまで切迫気味と言われて飲んでいた子宮収縮抑制剤ももう、終わりです。
これからは赤ちゃんがいつ生まれてもいいように、心と体の準備を整えるようにしていきましょう。

母体の変化は?

子宮が下がることで、胃の圧迫感が取れ、食欲が戻ります。それと同時に大きく、そして重くなった子宮が膀胱を圧迫するため、妊娠初期に感じた頻尿が再び訪れます。
この頃になるといつ生まれてもおかしくありません。遠出は避け、体調と相談しながらゆったりとした気持ちのその時を待ちましょう。
お産が近づくと、子宮口が開くことで卵膜が剥がれ、そこから出血します。
この出血が子宮頚管液と混じり出てきたものを『おしるし』と呼びます。おしるしが出たからといってあわてる必要はありません。まもなく陣痛が来る人もいれば、おしるしから1週間経ってから陣痛が来る人もいます。
陣痛は不規則な陣痛ではなく、規則的になってきたら本格的な陣痛の始まりかもしれません。
まずはその間隔を自分で測ってみて、10分間隔になったら病院に連絡をしましょう。(経産婦の場合は15分間隔)
ここから出産までは個人差がありますが、初産婦の方で12~13時間かかります。









お誕生、おめでとうございます。
長いような短いような、約10ヶ月を経てあなたの赤ちゃんがこの世に誕生いたしました。
ここから先は生まれた赤ちゃんとの人生が始まります。
初めてであればきっと育児にも不安はあると思います。
ですが、親になるというのは誰しも一朝一夕にはいきません。
赤ちゃんの成長と一緒に自分達も親になるのです。

失敗もあると思います。
それでも、生まれた子の親はあなただけです。

笑顔いっぱいにこの先の育児を楽しみましょう。

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